ハンディファンの発火を防ぐ方法は?

ハンディファンの発火を防ぐ方法は?

ハンディファンの発火を防ぐには、指定された充電器を使い、暑い場所や衝撃を避け、充電中の異常を放置しないことが基本です。特に、リチウムイオン電池を内蔵した製品は、落下・変形・高温・不適切な充電によって発熱や発火につながることがあります。

ハンディファンの発火を防ぐ7つの方法

1. 付属品または取扱説明書に指定された充電器を使う

充電には、製品に付属する充電器や、取扱説明書で使用が認められているケーブル・電源アダプターを使ってください。端子の形が合うだけで、出力や仕様が適合しているとは限りません。

定格が合わない電源アダプターや、品質を確認できない充電器を使うと、電池や回路に負担がかかるおそれがあります。また、充電ケーブルが折れ曲がっている、端子が曲がっている、被覆が破れている場合は使用しないでください。

2. 充電中は布団やバッグの中に置かない

充電中のハンディファンは、机などの硬く平らな場所に置き、周囲をふさがないでください。布団、枕、衣類、バッグの中などに入れると熱がこもりやすくなります。

充電しながら寝たり、外出して長時間その場を離れたりすることも避けてください。満充電後も充電を続ける設計の製品はありますが、充電中に異常が起きた場合に気づける状態にしておくことが大切です。

3. 炎天下の車内や高温になる場所に置かない

ハンディファンは、直射日光が当たる場所、暖房器具の近く、夏の車内などに放置しないでください。高温になると、電池の劣化や異常発熱につながる可能性があります。

使用中に本体が熱くなった場合は、電源を切って充電ケーブルを外し、燃えやすい物から離れた場所で自然に冷ましてください。熱い状態のまま冷蔵庫や冷凍庫に入れるのは避けます。

4. 落としたり、強い力を加えたりしない

ハンディファンを落とした、踏んだ、強くぶつけた、座って押しつぶしたという場合は、外見に異常がなくても使用を続けないほうが安全です。内蔵電池が傷ついている可能性があるためです。

本体を分解したり、電池を取り外したり、穴を開けたり、電池を交換したりしないでください。自分で修理せず、メーカーや販売店に点検・対応を確認してください。

5. 本体や電池に異常があれば使用・充電を中止する

次のような異常があるハンディファンは、使用や充電を中止してください。

  • 本体や電池部分が膨らんでいる
  • 充電中や使用中に異常に熱くなる
  • 焦げたにおい、薬品のようなにおいがする
  • 煙、火花、液漏れがある
  • 充電できない、急に電源が切れるなどの異常が続く
  • 落下や水濡れの後から動作がおかしい

異常のある製品を再充電して確認するのは危険です。膨らんだ本体を押して元に戻そうとしたり、針や工具で穴を開けたりしてはいけません。

6. 水濡れしたまま充電しない

ハンディファンを水に落としたり、雨で濡らしたりした場合は、すぐに充電しないでください。電源を切れる製品は電源を切り、充電ケーブルを外して、取扱説明書の対応を確認します。

「防水」「防滴」と表示されていても、濡れたままの充電が認められているとは限りません。充電端子に水分や異物が残った状態で通電すると、ショートや発熱の原因になることがあります。

7. リコール対象か確認し、廃棄時は電池を分別する

購入後も、メーカーや販売店から回収・修理などのお知らせが出ていないか確認してください。製品名や型番は本体、箱、取扱説明書などで確認できます。

使わなくなったハンディファンは、自治体の分別ルールに従って処分します。リチウムイオン電池が内蔵されている製品を、通常の燃やさないごみなどへ自己判断で出すと、収集や処理の過程で発火するおそれがあります。処分方法が分からない場合は、自治体や販売店に確認してください。

充電前に確認するポイント

毎回すべてを点検する必要はありませんが、次の項目に異常がないか確認すると、事故の予防に役立ちます。

確認する部分 使用を控える目安
本体 膨らみ、ひび、変形、焦げ跡がある
充電端子 水分、ほこり、異物、変色がある
ケーブル 断線、破れ、端子の変形がある
動作 異常な発熱、異臭、煙、火花がある
使用環境 炎天下、暖房器具の近く、布団やバッグの中である

ハンディファンから煙や火が出たときの対応

煙や火が出た場合は、まず人の安全を優先してください。無理に本体を持ち上げたり、分解したり、近づいて原因を調べたりしないでください。

  1. 近くにいる人へ知らせ、燃えやすい物から離れる。
  2. 安全にできる場合だけ、電源プラグを抜く。ただし、本体やケーブルに触れるために近づく必要があるなら無理をしない。
  3. 煙を吸わないようにして、その場から離れる。
  4. 火が消えない、煙が続く、周囲に燃え移るおそれがある場合は、119番へ通報する。

水をかけるかどうかを含め、消火方法は火の大きさや周囲の状況で変わります。小さな異常でも、発熱や煙が続いている本体を手で移動させるのは避け、消火器の使用や避難について消防の指示に従ってください。

発火を防ぐために避けたい使い方

  • 充電中のハンディファンを布団や衣類で覆う
  • 炎天下の車内や窓際に放置する
  • 落下後も異常がないからと充電を続ける
  • 指定外の充電器や傷んだケーブルを使う
  • 本体を分解して電池を交換する
  • 膨らみや異臭がある製品を使い続ける
  • 電池が内蔵された製品を一般ごみに混ぜて捨てる

ハンディファンの発火防止で最初にすること

まず、ハンディファン本体と充電器に、膨らみ・変形・異常な発熱・異臭がないか確認してください。異常がなければ、説明書で指定された充電器を使い、硬く平らで熱のこもらない場所で充電します。

高温、衝撃、水濡れ、指定外の充電器、異常の放置を避けることが、ハンディファンの発火防止につながります。異常がある製品は、自分で修理や廃棄をせず、メーカー・販売店・自治体に対応方法を確認してください。