冷却スプレーを衣類に使うときは、衣類への使用が認められている製品を選び、衣類の外側から適量を吹きかけます。肌に直接使えるとは限らないため、衣類用ではない製品や表示が確認できない製品は、服に使わないでください。使用距離や回数は製品ごとに違うので、缶の表示を優先します。
冷却スプレーを衣類に使う方法
次の順番で使うと、衣類の傷みや気分が悪くなるリスクを抑えやすくなります。
- 衣類に使用できる製品か確認する。缶の「衣類用」「衣類に使用可」などの表示を確認します。衣類への使用について記載がない場合は、自己判断で使わないでください。
- 目立たない場所で試す。裾の裏側や縫い代などに少量を吹き、色落ち、輪ジミ、変色、素材の傷みがないか確認します。乾いた後も異常がないか見ます。
- 衣類を着たまま使う場合は、肌に近い部分を避ける。首元や脇など、肌に直接触れやすい場所へ大量に吹きかけないでください。肌への刺激が心配な場合は、脱いだ衣類に使用します。
- 表示された距離を保ち、衣類の外側へ短時間吹きかける。同じ場所に噴射し続けず、衣類全体に少しずつ使います。近距離で大量に噴射すると、冷えすぎたり、濡れやシミの原因になったりします。
- 乾いてから着用または収納する。衣類が湿っている間は、肌への刺激やにおいが気になることがあります。通気のよい場所で乾かし、異常があれば使用を中止します。
使う前に確認すること
冷却スプレーは、すべての衣類に同じように使えるわけではありません。特に、次の表示がある製品や衣類では、使用を控えるか、表示を確認してください。
- 衣類への使用禁止、または使用対象が限定されている製品
- 革、合成皮革、毛皮、和装品など、変色や質感の変化が起こりやすい素材
- 水洗いできない衣類や、色落ちしやすい衣類
- 火気厳禁、可燃性ガス使用などの表示がある製品
素材への適否が表示から分からない場合は、目立たない場所で試しても完全に安全とは判断できません。大切な衣類や高価な衣類には、使用しないほうが無難です。
冷却スプレーを衣類に使うときの注意点
火の近くでは使わない
エアゾール式の冷却スプレーには、可燃性のガスや成分が使われている場合があります。コンロ、ストーブ、たばこの火、火花の出る機器の近くでは使用せず、使用後もしばらく火気に近づけないでください。
換気しながら使う
室内で大量に噴射すると、成分を吸い込んだり、においで気分が悪くなったりすることがあります。屋外または換気のよい場所で使い、顔の近くに向けて噴射しないでください。
肌に異常が出たら使用をやめる
赤み、かゆみ、痛み、刺激などが出た場合は、使用を中止して衣類を脱ぎ、肌を洗い流します。症状が続く場合や強い症状がある場合は、製品の表示を持って医療機関へ相談してください。
濡れた衣類に大量に使わない
冷却スプレーは、汗や水分で濡れた衣類に大量に使うと、冷たさを強く感じることがあります。冷たさが痛みに変わったり、肌に刺激を感じたりした場合は、すぐに使用をやめてください。
衣類用と肌用は同じではない
「冷却スプレー」という名前でも、衣類に吹きかけるタイプ、肌に使うタイプ、衣類と肌の両方に使えるタイプがあります。肌に使える製品でも、衣類への使用が認められているとは限りません。反対に、衣類用の製品を肌へ直接吹きかけるのも避けてください。
判断に迷ったときは、缶の用途表示で次の点を確認します。
- 衣類に使用できるか
- 使用できない素材があるか
- 肌に直接使用できるか
- 使用距離、噴射時間、使用量の指定があるか
- 火気や換気に関する注意があるか
冷却スプレーを衣類に使うときの結論
衣類用として表示された冷却スプレーを、目立たない場所で試してから、表示どおりの距離と量で衣類の外側に使います。衣類への使用表示がない製品、素材に不安がある衣類、火気の近くでは使用しないでください。まずは製品の「用途」「使用方法」「使用できない素材」の3点を確認することが大切です。







